微生物資材の知識

微生物資材についての考え方

土づくりにおいて土壌微生物が重要な役割を果たすことは広く知られており、土壌に微生物を投入する「微生物資材」も世間に数多く流通するようになってきました。ただし、目に見えない大きさであり、まして複雑な土壌システムの中で科学的に効果を証明することは困難であることも事実です。ともすれば誇大広告、信心の世界のように受け止められてしまう風潮もありますが、活用する微生物の特性を理解し、どのような目的で使用するのかを明確にすれば、非常に有用な資材であると言えます。

そして何より重要であるのが、「実際に使用してどうだったか」という実績を真摯に積み上げることだと我々は考えます。全国各地での使用実績は別ページの「活用事例」に掲載しておりますので、そちらも是非ご覧ください。 

本ページでは、弊社の代表商品の1つである「酵素でくさ~る」の具体的な紹介と共に微生物資材の特性、使用法の説明をさせて頂きます。

「酵素でくさ~る」の使用目的

■酵素でくさ~るとは

有機物腐熟促進、団粒形成、微生物相改善肥料

→環境に配慮した残渣処理を可能にする肥料
→微生物の力を利用する土づくり肥料
→微生物相改善による病原菌活動の軽減

■農業現場における数々の問題

・作物残渣を持ち出すのは困難
・収量が不安定
・病気の発生が目立つ

⇒そこで、焼却?持ち出し廃棄?

廃掃法の改正、圃場周辺環境の変化、高齢化により残渣持ち出しが困難、残渣圃場内処理の必要性などの要因により、焼却・廃棄は困難であり、後作への影響や病気の蔓延が大きな課題。

⇒「酵素でくさ~る」がこの問題を解消します!
・残渣を速やかに分解。
・残渣によって増殖する病原菌のエサを横取り。
・残渣の適正処理により、土壌環境が好転。

⇒土壌の団粒化促進、根域の拡大、生産の安定

「酵素でくさ~る」をどう使う?

・作物残渣を肥料、土壌改良材として再利用する。
・土壌の物理性、化学性、微生物性を改善する。
・作物が丈夫に育つ膨軟な土を作る。
優れた有機物分解能力による、圃場内における安全な残渣処理。

⇒循環型農業の実現

■酵素でくさ~るの働きで…

残渣、残根は病害虫の温床!
⇒残渣 + 酵素でくさ~る = 貴重な資源
・残渣の分解を早めて肥料にする
   残渣の適正処理、土づくり
・病害虫の基質、住処の横取り
   安定した生産

⇒環境への負荷を軽減

■酵素でくさ~るの中身とはたらき

・有効菌群      → 作物残渣を強力分解する酵素を生産。病原菌の軽減。
   (バチルス菌など) 
・植物油かす
   米ぬか油かす    → 有効菌のエサ。土壌の物理性、化学性、生物性の改善。
   乾燥菌体 
・尿素
   硫安        →  作物残渣の発酵促進。
   過石 

■枯草菌(バチルス菌)の持つ4つの機能

①分 解 力:セルラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、ホスファターゼの酵素類を分泌し、土壌中の未分解有機物(作物残渣・残根)を速やかに分解し、無害化する。

②静 菌 力:イチュリン、サーファクチン、プリパスタチン等の物質を分泌し、土壌中の静菌力を高める。

③団粒形成力:ポリサッカロイド(多糖類)を分泌し、団粒形成を促進し、保水性・排水性・保肥力を高める。

④リン溶解力:有機酸・酵素を分泌し、土壌中に蓄積されたリン酸を可給態化させます。

用途と基本的な考え方

■様々な用途

1. 土壌燻蒸剤との併用
→燻蒸剤の効果の安定化

2. 水田圃場での除草剤との併用
→除草剤効果の安定化

3. 殺センチュウ剤との併用
→殺センチュウ剤効果の安定化

4. 施設栽培における、CO2強化による生育促進
→未熟有機物腐熟促進による、CO2濃度上昇

5. IPMの基本として
→土づくり
→圃場衛生(残渣・残根腐熟処理)
→残渣・残根は病害虫の温床
→化学合成農薬との併用、効果の安定化
→減農薬の実現

⇒低コスト・省力・安定・良品・多収の実現



■我々の基本的な考え方


問題解決・軽減を提供
①養分アンバランス
②病害虫
③雑草

⇒作物の健康を提供する

具体的には…

病害虫の伝染環を絶つ

手段としての残渣・残根腐熟処理 

圃場衛生の向上・クリーニング 

現場で適用・実用できる技術でなければならない